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ここさえ分かれば大丈夫!棚やフック、ミラーなどを壁への、取り付け位置の探し方について
新築やリフォームの方はもちろん、ちょっとおシャレに気分を変えたいと思う方におススメの、簡単な壁を使ったインテリア。
フックや鏡、棚などを付けるだけですが、ここを読んで、まず壁がコンパネか石膏ボードか判断出来た方は、ここから実践してみましょう!
コンパネと石膏ボードで取り付け方が違います。しっかりポイントを押さえて、素敵に取り付けてみましょう。
壁がコンパネであれば、棚やフックはもちろん、重量のあるキャビネットまで、好きな位置で自由に取り付けることが出来ます。
壁材がコンパネだった場合、直接、どの部分にネジを取り付けてもしっかりと固定されるので大丈夫です。コンパネになっている壁の中で、好きな場所に取り付けましょう。
ただし、かなり重いものを取り付ける時は(例えば、10㎏を超えるようなキャビネット)ネジの長さと、ネジの個数には気を付けて下さい。
ネジの長さは、コンパネの厚み+キャビネットの厚み以上の長さの、長いネジを使うようにして、何ヶ所かをしっかり固定して下さい。
重ければ重いほど、出来るだけ長いビスを何か所にも打ち込んで、しっかり固定するようにしましょう。
石膏ボードに取り付ける場合、重さや施工方法が自分にあった方法を選んでみて下さい。
石膏ボードへの取り付け方はいろいろありますが、取り付けたいものの重さや施工の簡単さなどを考えて、自分に合ったやり方を選んでみましょう。
ここでは、私たちがよく使う3つの方法をお知らせします。
①石膏ボード用エックスフックを使う。
②アンカーボルトを使う。
③壁の中の下地(芯材)を探して、ネジを固定させる。
①と②は、石膏ボード自体に固定する方法で、③は壁の中の下地になる柱を探す方法です。
かなり重いものを固定するときには、必ず下地を探して欲しいのですが、棚や鏡、フックなどを壁に取り付けたい場合は、①と②で簡単にしっかり取り付けることが出来ます。
①石膏ボード用のエックスフックを使えば、ミラーやフックが簡単にしっかりと取り付けられます。
鏡や雑貨を飾るだけの簡単な棚やフックなど、重さがそれほどないものであれば、一番、手軽で簡単なのが、2点もしくは3点止めの石膏ボード用エックスフックを使うやり方です。
普通のピンフックでは、スポッと抜けてしまう所を、X字に斜めに2点もしくは3点を交差させて留めるので、意外にしっかりと固定されます。
写真は私たちのお店でよく使っている2点タイプのもの。いつも、これを使って、2~3kgのアンティークのミラーを壁に取り付ける時に使っていますが、とても簡単で、どんな場所でも気軽にあっという間に出来てしまいます。
しかも、1個に付き耐荷重量が3~5kg前後ほどあるので、想像以上に十分しっかり取り付けられます。ミラーくらいの重さであれば、これだけで大丈夫。充分しっかりと固定されます。ホームセンターなどで簡単に購入することが出来ます。
心配な方は、2ヶ所や3ヶ所固定させる針のものもあるので、そちらを使ってみて下さい。普通の画鋲やピンよりは高額ですが、簡単にあっという間に取り付けられるので、とても便利です。耐荷重を確認して使ってみて下さい。
棚受けなど、ネジを何か所か開ける必要がある場合は、石膏ボード用のアンカーボルトを使って、鏡や絵を取り付けることも出来ます。
棚受けなどを取り付けるのに、何か所かネジを打ち込みたい方には、石膏ボード用のアンカーボルトがおススメです。
これは、ねじ回しを使うので、先ほどのピンよりは、ちょっとだけ施工を伴います。まず、ネジを打ち込む前に、予め、写真のアンカーボルトをネジを取り付ける要領で壁の中にねじ込んできます。
あとは、そのアンカーボルトの真ん中部分に、普通にネジを使って取り付けるだけ。これだけで、石膏ボードにもしっかり取り付けることが出来ます。
アンカーボルトはネジのようなものなのですが、その真ん中にネジを入れると、壁の中で羽が開いたような状態になって、開いた部分で壁にしっかり固定できるようになります。
耐荷重量も、アンカーボルトによって違いますが、1個に付き5㎏あるので、棚やミラーだったら、十分しっかり取り付けられます。
一番、安定感がある、プロが行う取り付け方法は、壁の中の芯材を探すことです。まずは、壁の中の構造を知っておきましょう。
上の2つのやり方でも、十分対応できますが、とても重いものを付けられる方やどうしても心配な方、キャビネットなどの背板を壁に打ち付けたい方などは、壁の中にある柱を探して打ち込むことです。
一般的な住宅の場合、壁の中は写真のようになっています。
壁を打ち付けるためや、構造を強化するために、縦と横にたくさんの下地材が入っています。この下地材のことを「胴縁」、「間柱」と言います。
胴縁とは、写真のように壁の中に横に入っている下地材のことを言います。天井から床までの間を、約30㎝くらいの間隔で入っています。
また、間柱とは、縦に入っているもののことを言います。縦胴縁といういい方もあります。間柱は、柱と柱の間を、約45㎝くらいの間隔で入っています。
この胴縁か間柱に打ち込めば、しっかりと固定されます。
胴縁と間柱を探すには、下地センサーと下地探しが便利です。
壁の中の構造を頭の中に入れた上で、胴縁か間柱を探してみましょう。実際には、壁があって、中身が見えないので、なかなか難しそうですが、今は便利な道具があります。
「下地センサー」と「下地探し どこ太くん」です。
これさえあれば、簡単に探すことが出来ます。
まずは、下地センサー。これを使うと、下地がある場所で「ピーッ」となってお知らせしてくれます。
スイッチを入れて、上から下へ、ゆっくりとスライドさせていくと…「ピーッ」と鳴る位置があります。その下に胴縁が隠れている可能性が高いです。
下地センサーで、大体の予測を立てたら、次は、下地探し「どこ太くん」の登場です。これは、先に磁石が付いていて、下地に打ち込んであるネジに反応してくっつきます。
くっつくポイントを探したら、どこ太くんをグッと押すと、中から針が出てきます。
もし、下地があれば、この針が壁に突き刺さって、どこ太くんが抜けることがありませんが、下地がない場所だとスコッと抜けてしまいます。
どこ太くんがしっかり刺さる部分を確認して、そこにネジを付けるようにしましょう。 芯材が入っている所と入っていない所では、叩いてみると音が違います。一度、どこ太くんで探した場所を叩いて確認してみて下さい。
この方法が、一番確実で間違いがないため、プロの職人さんは必ず、こんな感じで壁の中の芯材を探して、ネジで固定しています。このやり方さえマスターしてしまえば、フックやミラーはもちろん、大型家具や耐震用に壁への打ち込みや大きなキッチンのキャビネットまで壁に取り付けることが出来ます。
ただ、アパートや建売などの住宅で、まれに間柱や胴縁がほとんど入っていない場合があります。その場合、探しても見つからないので、他の方法で取り付けてみて下さい。
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