アンティーク家具の選び方
アンティーク家具は、選び方が普通の家具とは違います。ポイントを押さえましょう。
最近、だんだんと認知しはじめてきたアンティーク家具。初めてアンティーク家具と言うものを知って、「実際に、お部屋に置いたら、どんな雰囲気になるんだろう・・・」と興味が沸いてきた方も多いと思います。
ただ、実際に選んでみようと思うと、普通の家具を選ぶ時とは違って、気になることもいろいろあるのではないでしょうか??
古いけれど、腐ってはいないの?
座って脚が折れることはないの?
ささくれでケガをすることはないの?
海外の家具を日本で使って大丈夫?
などなど、アンティーク家具は、新品の普通の家具を買う時と同じ視点で選んではいけないと思います。
新しいものではないからこそ、気をつけて選ばなければいけないポイントをしっかり押さえて、ぜひ、初めてのアンティーク家具を選んでみて下さい。
まず、アンティーク家具は新品ではないので、
キズや汚れがあるものということを理解した方のみ、購入しましょう。
購入を考える前に、まず当たり前のことなのですが、アンティークの家具には、新品のものはありません。誰かに使われてきたものが「アンティーク家具」だということを、必ず理解してください。
初めてアンティークを購入されたお客様のお家に、家具をお届けした際「購入した家具に傷がある」とか、「シミがある」と言われる方が、まれにいらっしゃいます。
アンティークである限り、絶対にあることです。逆に、全くキズがないアンティーク家具はありません。
どんなに若いアンティーク家具でも、1970年代以降のものなので、最低でも40年前後は経過しているものです。しかも、家具として実際に使われていたもの。それがアンティークなので、傷や汚れは必ずあります。まず、そのことだけは、まずご理解ください。
もし、傷やシミがどうしても気に入らないと言う方は、アンティーク家具は購入すべきではありません。アンティーク家具ではなく、新しい家具をお選び頂くことをオススメします。
アンティーク家具の塗装が、ピカピカでキレイに仕上がっているかを確認をしましょう。
さっき「傷や汚れがあるのがアンティーク家具」と豪語しましたが、実は、きちんと専門の職人が修復を行った、オーク材やマホガニー材、ウォルナット材など、色が焦げ茶色のアンティーク家具の塗装は、実はピカピカなんです。時々「キレイ過ぎる」と言われる方もいるくらい(笑)
実は、これもアンティーク家具の大きな特徴ですが、アンティーク家具の塗装は、買い付けてきた時には汚れていたり、剥がれていたりしても、もともとの塗装を剥離して、新たに塗装することが出来るんです!
現代の家具とは違って、ほとんどのアンティーク家具に使われている塗装は、天然素材のワックスやニス。
これらは、専門の職人さんが修復することで、ピカピカで美しい塗装に生まれ変わります。
もちろん、アンティークは新品ではないので、キズや汚れはありますが、きちんと修復されたアンティークの家具は、ピカピカで、とてもキレイです。
キレイな塗装で仕上げてあるアンティークの家具は、きちんと修復が施されている証。安心して使うことが出来るので、キチンと仕上げてあるかチェックしてみて下さい。
アンティークチェアは、グラつきがないかを確認しましょう。
アンティーク家具の中で、特に椅子を選ぶときは、気を付けましょう。イスは、脚と座面の接合部分に大きい負荷がかかるものなので、きちんとメンテナンスをしているものでないと危ないので、安心して座ることが出来ません。
年月を経ているアンティークの椅子や、アーコールチェアなどの脚が細いデザインのイスは、接合部分の接着剤が抜けていたり、木の収縮によって起こるグラつきが必ずあります。
接合部分が外れてしまっては、イスとして使えなくなってしまうので、必ず、修復して組直しをきちんと行ったものを購入するようにしましょう。
イスのグラつきは、アンティークに関わらず、長年使っていると、起こる可能性はあります。その際、購入したショップで組みなおしをしてもらわないと使えないので、きちんと組なおしをしてもらえるお店を選んで購入しましょう。
アンティークのキャビネットの扉がスムーズに開け閉めできるかを確認しましょう。
扉が付いているアンティーク家具の場合、扉とキャビネットをつないでいる蝶番は、金属のものがほとんどなので、腐っているものや、錆びてしまっているもの、堅くなっているものがほとんどです。
きちんとメンテナンスがされていないものは、開け閉めできなかったり、出来ても、きちんと扉が閉まらなかったり、使っているうちに蝶番が壊れて、扉が外れてしまうということがあるので、必ず、開け閉めがきちんと出来るように、メンテナンスがされているかを確認しましょう。
アンティークのチェストの引き出しの中が、キレイで出し入れがスムーズであることを確認しましょう。
アンティークの家具の中でチェストなどの引き出しが付いている家具は、まず、引き出しの中がキレイになっていることを確認しましょう。
アンティーク家具の引き出しは、無垢材と言って、一枚の板で作られているものも多いため、底板が割れていることも多いです。
また、釘などの金属で留めてある場合、錆びてしまっているものや、長年使っているうちに、釘の頭などが出てしまっているもの、接着剤で止めてある場合、ボンドが抜けてしまって箱がバラバラになってしまったり・・・
引き出しがしっかりしていないと意味がないので、キチンと修復してあることを確認しましょう。
私が買い付けに行ったときに見つけてくるものの中には、引き出しが堅くて引き抜けないものや、逆に、スムーズでも奥の方に行き過ぎるものなどもたくさんあります。アンティークと言えども、家具は家具。ちゃんと使えるものを選ぶようにしましょう。
木で選ぶ
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アンティーク家具は、当たり前ですが、ほぼ木で作られています。一見、同じように見える木ですが、実は、いろんな木材を使って作られていて、雰囲気も様々。
使われている木材にもそれぞれ、いろんな特徴があるので、選ぶ時のポイントにもなります。
ここでは、アンティーク家具を作っている木材についてお話するので、自分の好きな雰囲気の木を選んでみてください。
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