- トップページ
- アンティーク家具について
- 初めてのアンティーク
- メンテナンス、お手入れ
- 深いキズの直し方
深いキズの直し方
アンティーク家具に限らず、どんな家具でもそうですが、使っているうちに、ついうっかり「キズがついちゃった・・・」という時ってありますよね。
そんな時もあわてず騒がず、簡単にお直しが出来てしまうのが、アンティーク家具の良さです。ちょっと深めのキズがついちゃった・・・と落ち込んでいる方、ご安心ください!
アンティークの家具であれば、直ります!
今までいろんなやり方を試してみて、お家で簡単に出来る方法です。キズが付いた場合は、焦らず、慌てず、お家でお直ししてみて下さい。
まず、準備をしましょう!必要なものは水性ペン。文具屋さんへGO!
ついつい、付いてしまった深いキズ。そんな時に必要なものは、文具屋さんにあります!文具屋さんに「コピック」という製図の色付けなどに使うペンが売っているので、まずは、それを準備しましょう。少し大きめの文具屋さんに行けば、大抵売っています。
よく、ホームセンターなどでフローリング用のクレヨンなども売られていますが、経験上、このコピックを使った方が、より簡単なので誰でもお直しが出来ると思います。
茶色と言っても、いろんな茶色があるので、どの色を選ぶかに悩んでしまいますが、一番、引っかきキズが目立つダークな色の家具には、No.049がおススメです。家具によって多少色が違うので、一番合う色を合わせて下さい。
この時、絶対に注意しなければいけないのは、アンティークの家具には、シンナー系の補修用のマジックは絶対に使用しないで下さい。
アンティークの家具は塗装が現代の化学系の塗装とは異なりますので、シンナー系の補修マジックだと、もともとの塗装が溶けてしまいます。絶対に使わないよう、ご注意ください。
実際に直してみましょう!
キズがついた部分を水性ペンで塗ります。ドキドキしながらキズがついた場所を塗って、すぐにいらない布などで余分に付いた水性ペンの部分を拭き取って下さい。
木には木目があるので、いろんな色の茶色が混じっています。水性ペンで塗る時にはドキドキしますが、塗ってみると意外に簡単であっという間に目立たなくなります。
特に濃い色のアンティーク家具は、色が濃い分、付いたキズも目立ち気になりますが、逆にあっという間に目立たなくなります。
薄いナチュラル色の家具の場合は、まずは薄い茶色から徐々に濃い茶色という順番で塗っていってください。
いきなり濃い色を塗ってしまうと、家具の色よりキズの水性ペンの色が濃くなってしまいますので、基本は、もとの家具よりも薄い色を選ぶようにして下さい。
たったこれだけで、どこにキズがあったのか、わからなくなりました!
仕上げに、アンティーク家具用のワックスを塗りましょう。
このままでキレイな状態ですが、その後、もっとキレイに仕上げたい場合は、アンティーク家具用のワックスを使って仕上げましょう。
オーク材などを使った濃い色の家具はダーク色のワックスを。
アーコールの家具やナチュラル系の椅子などは、クリア色。
アンティークパイン材の家具は、BRIWAX。
をお使い下さい。
→アンティークのメンテナンスについてに戻る