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修復について
Handleのアンティーク家具は、風合いを大切にしたいので、修復の際は、天然のニスを使って塗装しています。
アンティークのテーブルやデスクを購入しようかな?と思ったとき、一番不安なことが、天板のことではないでしょうか?
「古いものなのに、天板はキレイなのかな?」
「使っていて、汚れたらどうしよう・・・」
「普通に使っても大丈夫なの??」
アンティークと言えども、家具は家具。使わなければ意味がありません!Handleでは、アンティークのテーブルやデスクは修復の際、風合いだけ残して、塗装もキレイに仕上げてありますので、お家でメンテナンスして頂くこと出来るのでご安心ください。
16世紀から使い続けられる天然素材の塗料、シュラックニスについて。
まずは、塗装で使っている塗料のお話からしますね。
アンティークショップHandleでは、オーク材やマホガニー材を使ったアンティークのテーブルの天板は、昔ながらの風合いを大切にしたいので、シュラックニスという昔から使われてきた天然素材のニスを使って、修復をしています。
シュラックニスとは、カイガラムシが分泌する天然の樹脂で、食品や医薬品、化粧品などに使われています。例えば、チョコレートの表面やグレープフルーツなどの艶出しやチーズに印字するインク、薬品のカプセルのコーティングなどに使われています。
食べても安全で燃やしても有毒ガスが発生せず、もちろん人体にも無害なんです。
その天然の樹脂をアルコールで溶かしたものが、シュラックニスです。イギリスでは、16世紀から使われているもの。木の表面に塗ると、アルコールは揮発してしまうので、シュラックだけが木の表面に残って塗面になります。
シュラックニスで塗装した家具の、長所のおはなし
塗装にシュラックニスを使った家具の長所は何と言っても人体に無害ということです。現代の塗装は、シンナーなどの化学物質を使っているのですが、シュラックは有機溶剤を使わないので、人体にも環境にもやさしく安心なんです。
また、シュラックを使った家具は、使い込むほど色艶や風合いが出てくるのも特徴。
なので、シュラックニスを使って塗装され、使い続けられているアンティーク家具には、長い年月使われたことによってのみ得られる、いろいろな表情や風合いあります。
それと、アルコールに溶解するので、全て剥離して修復が出来るというのも大きな特徴です。
逆に、使うときの注意点について
シュラックを「アルコールに溶かして使う」という事は、「アルコールに溶ける」ので、アルコールで天板を拭いたり、消毒はしない方がいいです。
現代のシンナーを使ったツルツルテカテカのウレタン塗装のほど、水分にも強くはないので、熱いものや冷たいものが入ったコップなどを置くと、輪染みになる時があるので、気になる方はランチョンマットなどを使うようにして下さい。
・・・とは言え、家具は家具。使わないと意味がないと私は思っているので、そんなに神経質にならず、ドンドン使って風合いを出していって欲しいな・・・と思っています。
というのも、シュラックは、何度でもお直しをすることが出来るんです!