アンティークのシェード

ペンダントライト

私たちが扱っているアンティークの中で、一つだけ、絶対に全てを必ず新しいものに取り換えなければいけないものがあります。

それは、アンティークのペンダントライトやシャンデリアなど、照明に使われるコードです。
他のアンティークと違って、電気が関わるので、火事など事故につながるもとなるものなので、こればかりは安全性がきちんとしていなければいけないため、新しいものにする必要があります。

ここでは、アンティークのペンダントライトを選ぶ際に、気を付けなければいけないことについてお話しします。


アンティークのペンダントライトのコードは、2つのタイプがあります。

エナメルペンダントライト
アンティークのエナメルペンダント。これは、シェードとコードが別々になるものです。アンティークのシェードを楽しんで下さい。

アンティークのペンダントライトには、シェード部分とコード部分に分かれるものと、シェードとコードが一体化されているものの2つのタイプがあります。

どちらも海外で買い付けてきたそのままの状態だと、日本で使うのは危険ですので、日本仕様にコードを取り替える必要があります。

シェードとコードが分かれるものは、コードの部分だけを、自分で日本仕様のものに交換するだけで、すぐに使えます。

アンティークのシェードだけを使って、楽しんで下さい。


日本とヨーロッパでは電圧が違います。実は、日本は世界一電圧の低い国なんです。

シェードとコード
同じエナメルでも、こちらはシェードとコードが一体になっているものです。

海外旅行に行く時、変圧器を使って充電した経験ってあると思います。

これは、国によって使われている電圧が違うので、その国の電圧に変電させてから充電を行うというもの。
日本の電圧は、100ボルトなのですが、実は、世界一低い電圧なんです。

通常、アンティークの照明として見つかるヨーロッパ諸国の電圧は、ほぼ全域で220-240ボルトです。なので、日本は電圧が低い分、電流の量がヨーロッパに比べての2.2~2.4倍多く必要になります。


アンティークのコードは、日本のものと比べてとても細いです。

コード

電圧が低い分、高い電流が流れる日本では、ペンダントライトやシャンデリアなどの照明に使われているコードの太さ(断面積)は、ヨーロッパの電線の太さよりも太いんです。

逆に言い換えると、ヨーロッパの照明のコードは、日本の半分以下の太さで十分なので、比べてみると一般的にとても細く、アンティークのように年代が古ければ古いほど、さらに細くなる傾向があるように思えます。

細いコードを、ヨーロッパの中で使う分には問題がないのですが、日本にもってきて、そのまま日本の高い電流を流してしまうと大変です。
特にフランスのコードは、日本の規格と比べて動線が細いので、高い電流によってコードが持ちません。コードに熱をもってしまったり、発熱したり、火事の原因になる可能性もあるので、絶対にそのまま使わないようにしましょう。


ソケットや電球も日本とは仕様が違うので、気をつけましょう。

ソケット
白陶器のソケットは、素材をそのままにオーバーホウルしてあるものを使いましょう。

フランスやイギリスで使われている電球のソケットは、日本で使われている規格とは違っています。

アンティークの古いソケットは、中で腐っているものも多く、また、導線を巻いている布やビニールも劣化して硬化してしまっているものも多いので、アンティークの照明を購入される場合は、必ず、オーバーホウルしてあるもの、もしくは専門の職人さんにオーバーホールしてもらったものを使うようにして下さい。

アンティークの中でも、特に人気の白陶器のソケット。きちんとオーバーホウルした安心出来るものを使いましょう。


アンティークシェード

アンティークシェードのペンダントライトは、こちらからご覧いただけます。


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