シャンデリアの選び方

シャンデリア

色って組み合わせがムズカシイから、無難に、飽きがこない白を選ぼうとする方が多いのですが、白だけの組み合わせではお部屋は素敵にはなりません。

例えば、よく言われるのが、白いお部屋に白いシャンデリアを選んだ方がいいか、茶色いシャンデリアを選んだ方がいいかという質問を受ける時があるのですが、色に関しては、取り付ける方の好みによって様々。

ここでは、同じシャンデリアを使って、壁に合わせた時にどんな風に見えるのかをお話します。


シャンデリアを目立たせたいかどうかで、色を決めましょう。

シャンデリア白

普通のお家だったら、大抵、白い壁のお家が多いと思います。白い壁だから、白に合わせて白いシャンデリアをと思われがちですが、白い壁であれば、中にいれるインテリアは色が付いているものの方が、映えて見えます。

例えば、右の写真を見てもらうとわかると思うのですが、白いシャンデリアを、白い壁の前で撮ってみました。
上の写真は、白い壁に白いシャンデリアがついている時、下の写真は、白い壁に茶色のシャンデリアが付いている場合です。

2つを比べてみると、白い壁に白いシャンデリアを組み合わせると、壁の色とシャンデリアの色がが同化してしまって、シャンデリア自体は目立って見えません。目立って見えるのは、パープル色のガラスパーツです。

シャンデリア茶色

全く同じ白い壁の前で、全く同じデザインの茶色のシャンデリアを置いてみると、白いタイプと比べて目立つのがわかると思います。

これって、よく考えてみたら当たり前のことなんですが、白い壁の前に白いものを置くより、違う色のものを置いた方がやっぱり目立って見えるんです。

なので、もし、シャンデリアのデザインが気に入って、シャンデリアを目立たせたかったら、白い壁のお部屋だったら茶色いものの方が素敵に見えてきます。

逆に、目立たせずに、お部屋全体を同じ色でまとめたかったら、同じく白でまとめた方がいいです。


実際にシャンデリアをそれぞれ部屋に置いてみると、こんな感じです。

シャンデリア白

イメージが湧きやすいように、お部屋の中に実際に置いてみた感じです。
ここは、壁とカップボードが白っぽいお部屋に白いシャンデリアを入れてみました。

全部が白で統一されたお部屋ですが、こんな風に全体が白いお部屋の場合、気をつけなければいけないのは、全てを白だけでまとめないことです。

なんとなく、全てを白くしてしまえば、失敗せずにお部屋が素敵にまとまるような気がしてしまうのですが、白は寒色。
寒々しいお部屋になってしまうので、必ず、どこかにアクセントカラーをプラスするようにしましょう。

それだけで、お部屋は驚くほど素敵になります。

シャンデリア茶色

同じデザインですが、茶色のシャンデリアを、今度は茶色の壁の前に置いてみました。
さっきの白い壁と同じように、すんなり馴染んで見えるので、お部屋全体に統一感が出てきます。

ただ、先ほどと大きく違うのは壁の色が、寒色の白色か、暖色の茶色かということ。

こっちの壁はブラウンで暖色なので、壁の色と同じ茶色のシャンデリアを使っても、寒々しい雰囲気のお部屋にはなりません。ブラウンの壁と茶色のシャンデリアが馴染んだ空間が出来上がります。

こんな感じで、壁の色によっても、お部屋の雰囲気は大きく変化するので、シャンデリアに限らず、お部屋に置くもの、家具や照明の色と、壁の色のバランスを考えながら決めましょう。

シャンデリア白

同じ壁の前に今度は白いシャンデリアを置いてみました。茶色を置いた時と比べて、白いシャンデリアが浮き出て見えると思います。

こんな風に、茶色の壁の前に置くことで、白いシャンデリアが目立って見えてくるので、シャンデリア自体を素敵に目立たせたい方には、白を、逆に馴染ませたかったら、茶色を選ぶようにおススメします。

これって、シャンデリアに限らず、家具などでも同じことが言えます。大抵、日本の住宅の場合は、白い壁が多いので、家具や照明のデザインが決まっていて、目立たせたかったら壁とは違う色のものを選ぶべきだし、壁の色に同化させてしまいたかったら、白いものを選びましょう。
ただし、全部が真っ白だけはダメです。絶対に何かアクセントカラーを入れて温かい雰囲気を作るようにしましょう。


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