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アンティークとは?
そもそもアンティークの家具とはなんでしょう?Handleのアンティークは、修復やメンテナンスもしっかりしている家具です。
最近は、アンティークという言葉にも慣れてきて、雑誌などでもよく紹介されるようになってきたアンティークですが、そもそもアンティークの家具とは、どういう家具のことを言うのでしょう?
古いもの?何年代のものからが本当のアンティーク?アンティックかアンチーク、アンチックやアンティークなどいろんな呼び方があるけれど、一体どれが本当??などなど、いろんな疑問や質問があると思います。
ここでは、私が思うアンティーク家具についてお話したいと思います。
もともとはラテン語で古いものという意味のAntiquusが起源になっているのが、英語のAntique。
古代ギリシャやローマ時代の遺物に使われていたものが、英国の上流階級の人たちの間で美術品や宝飾品などの売買で使われるようになっていって、その後、市民の間で家具などにも使われるようになっていったのがAntiqueだそうです。
先ほどお話したように、私はおシャレ?!にアンティークと言うようにしていますが、アンチークもアンチックもアンチークもどれも全て正解です(笑)気にせず好きな呼び方で呼んでください。
まれに質問を受けることがありますが、アンティークという言葉には、実は国際的な基準があります。1930年代のアメリカの通称関税法で「100年以上の古い美術品、工芸品、手工芸品」と決められていて、これは、アメリカの法律で輸入関税額を決める時の基準です。
なので、正式なアンティークとは「100年以上の古い美術品、工芸品、手工芸品」になるのですが、これはあくまで法律上で輸入関税を課すかどうかの都合だけで決められているものです。また家具ではなく美術品、工芸品、手工芸品です。
私達が買い付けてくるアンティークの家具や雑貨は、1920~30年代のものが多くて、100年以上経ったものというのはなかなか見つかりません。厳密にアメリカの通称関税法にのっとれば、100年以上経っていないものはアンティークとは言えないのですが、買い付けに行っている現地では、1920~30年代の家具は、もちろん「Antique」の記載がしてあります。
最近ではアンティークの定義も曖昧です。アールデコの終わりから1940年代くらいまでのものをアンティーク、以降のものをモダンアンティークと言ったり、1960~70年代の家具をヴィンテージと言ったり、いろいろです。
いずれにしても、私達は「何年以上経っている」ことより、「現代では作ることの出来ない、当時の素材や技術で作られた家具」ということを大切に考えています。
そんなアンティークの家具も、修復をしないと正直、ガラクタです。とても汚れていて、ガタガタしていて使い物になりません。
買い付けてきた時はボロボロで、これが使えるようになるんだろうか??と思ってしまうくらいです。
でも、きちんと経験のある職人さんがお直しをすれば、もともと使われている素材がいいので、驚くほどキレイになって、まるで生き返ったように美しい姿になります。
もちろん、Handleのアンティークは、全て修復をしたもののみをお客様にお届けしています。
アンティークと言えども家具は家具。使えないと意味がありません。見るのはもちろん、実用的に使えるようお直しをした家具のみをご紹介していますので、安心してお使い下さい。
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