「間取りよりも先に、家の中の家具を決める」ことが、絶対に家づくりに失敗しないためのポイントです。

お店にいると、よくこんな声を耳にします。
「部屋の間取りが決まっていないから、まだ家具は買えないの。」

確かにそう思われがちで、新築されるほとんどの方が、当たり前のように、間取りが出来上がってから家具を選んでいらっしゃると思います。
･･･が！！それが、満足するお家が建てれず、後悔する原因になっていると、家具と家の両方を販売している私は、いつも思っています。

「間取りを決める前に家具なんて決めれないでしょ～！」と思っている方に、いつも私がお家を建てる方に提案してきたお話をここでお話したいと思います。

今までの考え方と全然違うかもしれませんが、お家を建てるたくさんの方に携わってきた経験、家も家具もキッチンも販売してきた私が思うお話です。

視点が全然違った見方になりますが、絶対に満足したお家づくりになると思いますので、これから新築しようと思う方や、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
失敗しないための家具選びのポイントです。

間取りを先に決めると、間取りに合わせた家具しか買えないんです。

当たり前なのですが、間取りを先に決めると、間取りに合わせた大きさの家具を購入することになります。それって、正解でしょうか??

私は、家はまず、ライフスタイルに合わせるべきだと思っています。
具体的に言うと、４人家族だったら、４人がちゃんと座ってご飯を食べるダイニングテーブルは必要。
じゃあ、４人がきちんと座れるテーブルの大きさはどれくらいでしょうか？また、このことに関しての具体的なサイズは、別の日に書こうと思いますが、ご新築やリフォームであれば、最低でも１m20cm以上は必要です。

なのに、図面を見ると･･･４人家族なのに、テーブルを置く場所がなく、カウンターでご飯を食べるしかない！置けても90cmくらいしかない･･･。となると、本当にこの大きさに合わせた家具をおススメしていいものかどうか悩んでしまいます。

家具屋としては、売れるのであればそのサイズに合った家具を販売するのが正解かもしれないけれど、一人の主婦としては、とてもおススメ出来ません。

今まで図面を見てきて、一番多かったのは「テレビを置く場所がない」でした。
と言うのも、家を建てるときの憧れは、やっぱり大きな窓からサンサンと太陽が差し込む明るいリビングキッチンですよね～

ところが！大きな窓を付けるときに、テレビの大きさをちゃんと考えて描かれていなかったので、テレビがリビングの一番すみっこの窓の横、90cmのコーナーのみという図面が実に多かったんです。90cmのコーナーに大きなテレビを置きたくても置けず、ガマンするか、運よく別の置ける場所を見つけるかしかありません。

家づくりは、一生に一度出来るかどうかの大きなお買いもの。
だからこそ、失敗せずに満足して「建ててよかった～」と思って頂きたいといつも思っているのですが、そのためには、まず、図面の段階から、どんな家具が必要で、どれくらいのサイズかを、設計士さんや工務店さんに任せないで、先に考えておくべきです。

それは、もちろん自分のライフスタイルを考えながら決めること。その上で、家具の大きさが入る必要なスペースをきちんと確保して、それと一緒に図面を考える。それが満足するお家づくりへの一歩です。

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