- トップページ
- 家具の選び方
- ソファの選び方
- 洗濯できるリネンのソファを選ぶ
- Handleのオリジナルソファに使われているリネンのお話
Handleのオリジナルソファに使われているリネンのお話
ソファの生地に選んだリネンについてお話をします。
そもそも、リネンとは、亜麻(フラックス)という植物の茎から作った糸で織った織物のことを言います。
「麻」と聞くと、なんとなく堅くてゴワゴワしたイメージがありませんか??それは、日本語では全てを「麻」とまとめて呼ぶからなのですが、麻には、
・黄麻(ジュート)
・大麻(ヘンプ)
・苧麻(ラミー)
・洋麻(ケナフ)など、いろんな種類があります。
ゴワゴワとして堅いイメージの麻は「ヘンプ麻」のこと。
いろいろある麻の中でも最上級のクラスのものが「リネン」です。
ちなみに、日本の品質表示で「麻」と表現出来るのは、リネンとラミーだけで、どちらも、とても柔らかく、ゴワゴワしているヘンプ麻とは、全く違うものです。
そんなリネンの歴史は、実はとても古くて、人類最古の繊維と言われるほど。1万年前から使われていたそうです。
亜麻(フラックス)は、涼しい地方で栽培される植物で、ヨーロッパの北部の主にフランス北部やベルギー、ロシア、北欧、アイルランドなどの涼しい地方が産地です。
アンティークでも見かけるリネンは、とても優れた魅力でいっぱいです。だから、ソファに使いたかったんです。
リネンって、ヨーロッパでは長い間、人々に親しまれて使われてきたものです。
買い付けに行った時に、キッチンクロスやテーブルクロスに使われているアンティークのリネンを見つけてくるのですが、とても柔らかく、長い間使われてきたものとは思えないくらい美しいんです。
キッチンリネンなどは、お花や、時々イニシャルなどの可愛い刺繍が施してあるものも多いのですが、もともとお嫁入り道具としても、持たされていたもの。
お嫁に行く時に、ずっと長く使い続けられるものを・・・と、持たされていたんだなと思うとともに、それくらい強度があり、長持ちするリネンの特徴をお話します。
丈夫な繊維なので、手洗いではなく、洗濯機で洗えます。
リネンは丈夫な繊維で、強度は綿の2倍と言われています。また、水に濡れることで強度が60%ほど増すと言われているので、手洗いではなく、洗濯機でジャブジャブ普通に洗って頂けます。
リネンの繊維にはペクチンが含まれていて、ただ、このペクチンは熱に弱いので、60℃以下で洗うようにして下さい。このペクチンが繊維の奥に汚れが入り込むことを防いでくれます。なので、とても清潔に使って頂けます。
注意点としては、リネンは初めてのお洗濯で縮みます。(3~10%程度)
なので、加工を行うときには、必ず水通しを行って、生地を縮めた後で裁断を行うようにしてください。水通しを行う前に裁断を行ってしまうと、洗濯した後、大きさが小さくなってしまうことがありますので、ご注意下さい。
Handleのソファのカバーは、裁断前に、必ず2回水通しを行っています。縮ませた後、裁断加工を行っていますので、そのまま洗って頂いても、縮んでカバーが入らないという事はありません。ご安心下さい。
また、逆に、リネンは伸びることはありません。洗濯することによって、カバーが伸びることもありません。
吸水性、撥水性がいいので、ソファが汚れても洗濯機で洗っても、すぐに乾くので、安心です。
リネンは、とても吸水性がよく、重量の10~20%の水分を吸収することが出来ます(綿の約4倍)また、逆に、撥水性がいいのであっと言う間に乾きます。
ソファの場合、子供が汚した場合でも、焦らず騒がず、カバーを外して洗濯機へポイ。ジャブジャブ洗って干してもらえば、夏はあっという間に乾きますし、冬も、暖かい部屋であれば、綿と比べると、想像以上に早く乾きます。
防虫・防カビ性にも優れているので、部屋干しの嫌な匂いもなく、清潔に使って頂くことが出来ます。
また、洗うことによって、繊維がどんどん柔らかくなり、肌触りがよくなります。寒い季節にはあたたかく、暑い季節には涼しく包み込んでくれて、触れてもチクチクしません。
なので、小さいお子さんがいるご家庭にも安心で、便利にお使い頂けます。
縫製は、日本で行っているので、安心です。お洗濯する時の注意事項だけ確認して下さいね。
リネンはとても丈夫ですが、繊維である以上、永久的に使えるものではありません。お洗濯する際は、以下のことにご注意ください。
洗剤は、中性か弱アルカリ性をお使い下さい。リネンに限らず、蛍光剤や漂白剤の入っている洗剤で洗濯をすると、繊維をだんだん傷めてしまいます。また、もともとの亜麻の色がどんどん薄くなっていくので、ご注意下さい。
最初、2~3回は、フラックスのアクが出たり、カラーのものは、色落ちがありますので、他のものと一緒にお洗濯はしないようにして下さい。
アイロンをかけると、たわみます。リネンはアイロンをかけなくてもお洗濯を干す時にしわを伸ばしてあげるだけで、ある程度まっすぐになります。
アイロンをかけたい場合は、生乾きの時にかけるようにしてください。キレイに仕上がります。完全に乾いてからかけると、なかなかしわは伸びませんので、一度、水で濡らしてからかけるようにしてください。
Handleのお家の洗濯機で洗える
→オリジナルソファは、こちらからご覧いただけます。
→リネンソファについてに戻る