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アンティーク家具の魅力
なぜ、アンティーク家具がいいのか。アンティーク家具の魅力とは?
1脚の古ぼけたイス。それが、私が初めて出会ったアンティークでした。
教会で使われていたというチャーチチェアは、なんとも古ぼけていて、デザインも素朴。お世辞にもキレイとか素敵とは思えないイスなのに、なんだかとても存在感があって、魅力的に見えたことを今でも覚えています。
そんなチャペルチェアを、最初はお部屋の中に入れることに抵抗があって(笑)玄関に置いたのですが、その瞬間から、私はアンティークの世界にどっぷりハマってしまい、アンティーク屋さんになるまでになってしまいました。
本物だけが「アンティーク家具」になることが出来るんです。
そもそもアンティーク家具って、何なんだろう??と考えてみて、ふっとあることに気が付きました。それは、「アンティーク家具」として残っていること自体がスゴイ!ってことです。
ちゃんとした木材を使って、きちんとした工程で丁寧に作られた家具。それが大切に使われてきたものだからこそ、100年近い時間を経ても「アンティーク」として形を残すことが出来るんだな・・・って。
古くても安価でカンタンに作られたものは、使い続けることも、修復して直すことも出来ないので、アンティークとして残ることは出来ません。時間が経てば、全てがアンティークになれるってワケではないんです。
だって、考えてみると、今、作られた安価な家具を、あと100年使ったらアンティーク家具になるのかな?って考えたら、やっぱり答えは「NO!」です。
大量生産で工業製品として作られている家具は、どんなに大切に使っても、どれだけの時間を経ても、アンティーク家具になることは出来ないんですよね。アンティーク家具にはなれずに、廃棄されるしかなく、残ることが出来ません。
逆に、新しく作られた家具でも、ちゃんとした材料でしっかり作られている高額なものは、これから100年経てばアンティークになることが出来ます。
そう思うと、時間さえ経てばアンティークになれるわけではありません。古くても、本物の素材でしっかり作られているもの、やっぱり本物だけがアンティークとして、残り続けることが出来るんです。
今の時代では、手に入れることが出来ない素材が使われている、アンティーク家具の魅力。
アンティークで使われている素材は、現代、手に入れることが出来ないものも多いんです。例えば木材。マホガニーなどは、希少価値が高く、アンティークで使われているマホガニーと、今のマホガニーでは、木目が全然違います。今の時代、もう、同じマホガニーを準備したくても出来ないのが現状です。
また、オーク材にしても、木目の詰まり方や使い方は、現代の家具とアンティークとでは全然違います。アンティーク家具では、一番美しい木目の部分が、家具の中で一番目立つ場所に使われています。
ガラスやミラーにしても、現代のものとは成分も違うし、作られる工程も違うので、同じものを作ろうと思っても出来ないし、手に入れることも出来ないんです。
同じ素材で、同じデザインで、今の時代、同じレベルのものを作ろうと思ったら、とてもアンティーク家具を買うような金額で購入することは出来ないくらい高額になってしまいます。
昔だからこそ、手に入れることが出来た素材。それがアンティークだからこそ、購入することが出来る・・・それもアンティークの魅力です。
【関連記事】
→アンティークの家具に使われている木や素材のおはなし
そもそもアンティークの魅力とは?それは、一点ものであること。そして、メンテナンスすれば、ずっと使えること。
そんなアンティーク家具の魅力ってなんだろう??って考えた時に、まず浮かんだのがデザイン。タイムレスデザインとも言われる、アンティーク家具のデザインは、有名なデザイナーさんがデザインしたというものではなく、昔からずっと作られてきたデザインを融合させた、歴史に残る優れたデザインなんです。
だから、飽きがくることなく、ずっと使い続けることが出来るんですよね。
お洋服で言うと「定番」なんです。
例えば、ポロシャツ。流行で、サイズがピッタリするものや、大きめのもの、色の違いなどがあったとしても、定番のポロシャツは、いつ着ても定番。流行がありません。同じように、Pコートやトレンチコートなども、流行り廃れがあったとしても、いつも「定番」のものは、時代を追わずに定番として着続けることが出来ます。
それと同じように、アンティークの家具は、いつも定番。どんなに流行り廃れのデザインがあっても、時代を追わずにずっと使い続けることが出来るところが魅力です。
あと100年使って欲しい・・・メンテナンスすれば、ずっと使える「一生もの」の家具。それがアンティーク家具。
そんなアンティークの一番の特徴は、やはり、修復をすればずっと使い続けることが出来るということです。
アンティーク家具は、何度でも修復することが出来て、その度に、まるで息を吹き返したように、輝きを取り戻すことが出来ます。
それこそ、メンテナンスさえ行えば、20年、50年、100年・・・と、一生使っていただける家具なんです。
自分が購入したアンティークを、子供が使って、孫に受け継がれる・・・
それが、アンティーク家具の最大の魅力だと私は思っています。飽きてしまうから、家具は使い捨てるという考えの方もいらっしゃるかもしれません。それはその人の考え方なので、仕方がありませんが、捨てるよりは長く使い続けられる家具を残していって欲しいなと思っています。
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→アンティーク家具の修復方法のおはなし
ずっと使い続けることが出来る、歴史に残る優れたデザインの家具。
時々、「家具のデザインが時代遅れになってしまったらどうしようかと思うんです」と言われる方がいらっしゃいますが、アンティークに限っては、絶対にありません!
アンティーク家具のデザインは、タイムレスと言われているだけのことはあって、時代を追わずずっと使い続けられているデザインの美しさが魅力です。
これは、アノニマスデザインと言われ、特定の有名なデザイナーがいるわけではないけれども、昔からのデザインが融合された、歴史に残る優れたデザインだからです。
お洋服で言うと、ポロシャツやトレンチコート、Pコートのようなもの。時代を追わず、ずっとおシャレにあり続ける・・・そんなデザインのすばらしさを、ぜひお家で感じて下さい。
【関連記事】
→ずっと使い続けられるアンティーク家具のデザインのおはなし
使ってみないとわからない。使った人しかわからない。だから、少しでも早く使ってもらいたい!
当たり前のことなんですが、アンティークに新品はないんです(笑)全て使われてきたものばかり。なので、どんなにキレイに修復しても、必ず、キズや汚れがあるんです。
例えば、全く同じデザインのものがあったとしても、全く同じ場所に、傷や汚れがあるものは、2つありません。全てが一点ものなんです。
世界中、どこを探しても、全く同じアンティークというのはどこにありません。
そんなアンティークは、安価な家具よりは、多少、高額な家具でも、ずっと飽きることなく使い続けられて、捨てることもない。想い出もずっと刻み続けることが出来ます。
機能面や価格面では、現代の家具には、敵わないかもしれませんが、やっぱり本物、置いたときに、お部屋の雰囲気をあっという間に変化させてくれる魅力は、使った方にしかわからないんです。
そんなアンティークだからこそ、興味がある方には、ぜひ早く使って欲しいなと思っています。絶対に満足していただける自信があります。