家具を買う機会って、実は一生のうちに３回だけのチャンスしかないってご存知ですか？？私は家具屋に嫁に来て、そのことに気が付いて驚きました。

どんなにインテリアが好きでも、どんなに模様替えが好きでも、どんなに家具が好きでも、実際に思い起こしてみれば、家具を最後に買ったのって、いつだったか覚えていますか？実は意外にそんなに機会はないんです。

それでは、その貴重な３回は、いつでしょう？

家具を買うことが出来る機会、一回目はご結婚の時

そう、結婚して新生活を始める時が、第一回目のチャンスです。私も、今、日常で使っているアンティーク以外の家具のほとんどを両親に買ってもらいました。

また後でお話しますが、やはり、２人が新生活を迎えるにあたって、必要な家具をそろえるチャンスがあります。この時は、出来る限り思い出に残るいい家具選びをしてもらいたいと思っています。

二回目の家具を買えるチャンスは、ご新築やリフォームの時

結婚してその後、憧れのマイホームを建てる時が家具を買う２回目のチャンス。新しいお家で、自分の好きな空間で、自分のお気に入りの家具に囲まれる生活は楽しいものです。

ただ、新築の時は、やはり建物にもお金がたくさんかかるので、なかなか思うように自分の欲しい家具が買えないこともあります。
そうならないためにも、予算を組む段階でちゃんと家具の予算を横によけておくことが大切です。

また、結婚の時にしっかりした家具を購入しておけば、新築の際、新たに購入する必要がないので助かりますよ。

最後は、子供用の家具

最後の３回目は、子供用の家具です。お子さんが生まれた時に、子供用のお洋服を入れるチェストや、小学校に入る時のデスクやベッド、大学生になって、一人暮らしする時の家具など、自分用というより、子供用の家具を選ぶ機会があります。

子供用は孫用にもなる場合も。おじいちゃんおばあちゃんからお孫さんへのプレゼントというご家庭もあると思います。

子供が初めて自分用に使う家具。だからこそ、大きくなってからも使えるしっかりしたものを購入して、ずっと子供の心の中で思い出に残る家具を買ってあげて欲しいな･･･と個人的に思っています。

以前、おじいちゃんとおばあちゃんと一緒にお孫さんがデスクを買いに来たときのお話です。
お孫さんが気に入ってしまったのが、うちのお店でも一番高額のデスク！確かに素材もピカイチで何の申し分もない立派なデスクでしたが、正直２人とも困った表情でした。

その時、私の目の前で驚くべき光景が！小学校に入学前の小さな男の子がなんと、デスクの前で手を付いて深々と頭を下げて
「おじいちゃん、これがいい！ぼく、小学校に入ったら一生懸命勉強するから、お願いします！」
それを見たお２人はとっても驚いた表情でしたが、そのすぐ後にはニコニコ顔で「頑張って勉強するんだよ。」と即決してくれました。

今ではそのお子さんは中学生。先日お会いした時に、「正直、あの時は小学生にこんなに高い机を･･･と思ったけれど、今になってみたら、ずっと大切に使って約束どおり勉強してくれているから、あの時にいいものを買ってあげて本当によかったわ～」とのお言葉を頂いたんです。

多分、これからもずっと「おじいちゃんとおばあちゃんに買ってもらったぼくのデスク」は、みんなの思い出の中で、大切にしてもらえるんだろうな･･･と思っています。

家具を選ぶ時は、いつも思い出が残る節目の時

こうやってまとめてみるとよくわかると思うのですが、実は、家具を選ぶ時って、人生に於いて、大きな節目になる時なんです。
結婚にしても、新築やリフォームにしても、出産や勉強机にしても、どれもこれも思い出に残る大きな節目になる時。

そんな時にしかチャンスが来ない家具だからこそ、せっかく購入するのであれば、ずっと飽きずに大切に使えて、みんなで思い出が語ることが出来る家具をしっかり選んで欲しいなと思っています。

どんな家具でも、一度買ってしまったら、お洋服のように季節や流行に合わせて捨てないもの。だからこそ、ずっと使えるお気に入りの家具を、思い切って買って自分のそばに置いてみませんか？？

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